夕方の17時台から19時台の夕暮れ時のことを薄暮時間帯ということがあります。薄暮時間帯は、例年、交通死亡事故が多く発生しています。この時間帯は、周囲の視界が徐々に悪くなり、自動車や自転車、歩行者などの発見がお互いに遅れたり、距離や速度が分かりにくくなったりするからです。なかでも、死亡事故が最も多く発生するのが10月から12月にかけてとなっています。この薄暮時間帯の死亡事故を防ぐために、ドライバーはもちろんのこと歩行者も注意が必要です。歩行者が夕暮れ時の交通事故に巻き込まれないためには、歩行者自身がドライバーから見えやすくする工夫が大切です。一方、車を運転するドライバーは、車のライト(前照灯)を早めに点灯し、昼間より速度を抑えるようにしましょう。